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昨年来、ついついワイドショーを見てしまう。舛添、豊洲、トランプ、朴、森友学園と、おいしいネタが絶えない。稲田、金といったも箸休めにも事欠かない。 来週はついに籠池の国会証人喚問となった。石原も百条委員会に引き出される。ご馳走週間である。各店には、工夫をこらした料理を期待したい。 が、結局、どの店も似たような顔が出てきて似たようなことをしゃべるのだろう。さらに共通しているのは、風刺がまったく効いていないことだ。 サビ抜きの寿司なんて寿司じゃねえ。 チャップリンとヒトラーは、わずか四日違いで生まれた。まったく別の人生を歩んだが、トレードマークは同じくちょび髭だった。偶然かどうかは知らない。 チャップリンがヒトラーを痛烈に風刺した映画「独裁者」をつくったことで、二人の人生は交錯する。 チャップリンがヒトラーそっくりの扮装で、まったく逆の演説をする最後のシーンは、今も私たちの心をうつ。 この映画が公開されてから、本物のヒトラーの演説は激減したという。プロパガンダ戦はチャップリンの勝利というべきか。 けれども、これは稀有の例だろう。ナチスはあくまでも冷徹だった。 ノルデは、「頽廃芸術」という烙印を押されてナチスに弾圧された画家のひとりである。もっとも、ナチ党員だったという経歴もあるから、物事は単純ではない。 レモンの庭で、この二人は何をしているのだろう。ここでもまた、主導権は女にありそうである。真っ赤な唇、誘う眼差し。男の手をがしっと引き寄せている。 もう男の心は溶けかかっている。何を求められても断れない。青い女の顔も直視できない。このまま楽園へ。 ああ、一度でもこういう身になってみたいものだ。男性諸氏のつぶやきも聞こえてくるようではある。 さて、いざ楽園へ行ってみたら、実は地獄だった。という結末は容易に想定される。それでもこの男は行ってしまうのだろう。いや、この男に限らず。 歴代首相のなかでいちばん小心者の総理大臣の奥様が、大活躍中である。夫の顔は青くなったり赤くなったり、信号機のようになっている。 家庭の問題を国会に持ち込んだ初の総理大臣として、歴史に名を刻まれることを、心待ちにしている。 by フジグリーン・メグ スリノキネット
by kimagure-art
| 2017-03-18 12:00
| モダンアート
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